日常生活でよく使う英語と言えば曜日。
いつも何気なく使っている曜日ですが、英語のそれぞれの曜日には名前の由来があるって知っていましたか?
今回は、英語の曜日の名前の由来をご紹介したいと思います。
実は、英語曜日の名前の由来は、Sunday、Monday、Saturdayが「ローマ神話」から、Tuesday、Wednesday、Thursday、Fridayは「北欧神話」の神々の名前からきています。
それぞれの名前の由来と神様を、北欧神話・ローマ神話、合わせて見ていきましょう。
Sunday 日曜日
Sundayは Sun(太陽)の日
ちなみに日本やアメリカ製のカレンダーは日曜日から1週間が始まっていますが、フランス製のカレンダーなどは月曜日から、金曜日が公休日のイスラム圏では土曜日から始まるものもあるそうです。
Monday 月曜日
Mondayは Moon(月)の日
ローマ神話で月神を表しています。
Tuesday 火曜日
Tuesdayの語源は「Tyr(チュール)」
「Tyr」は北欧神話の軍神で、後に出てくる主神 Odin(オーディン)の3番目の息子です。
Tyr(チュール)⇒ Tiw(ティウ)に変化し「~の」を意味する「es」が付いて 「Tuesday (チュールの日)」。
ローマ神話に登場する戦(いくさ)の神「マース(Mars)」と同一視されています。
Wednesday 水曜日
Wednesdayの語源は「Odin(オーディン)」
北欧神話の主神です。
Odin(オーディン)⇒ Woden(ウォーデン)に変化。「~の 」を意味する「es」を付けて変化し「Wednesday (オーディンの日)」になりました。
ローマ神話の伝令の神「メルクリウス(Mercurius)」と同一視されています。
Thursday 木曜日
Thursdayの語源は「Thor(トール)」
「Thor」は北欧神話の戦神・雷神で、Tyrと同じくOdinの息子です。
「~の」を意味する「es」が変形して付いて「Thursday」(トールの日)
ローマ神話の主神、「ユピテル(Jupiter)」もThorと同じく、雷や風を操る神とされているので、同一視されていたようです。
Friday 金曜日
Fridayの語源は「Freija(フレイア)」
北欧神話の愛と美の女神です。ローマ神話の愛と美の女神「ウェヌス(Venus)」と同一視されています。
Saturday 土曜日
Saturdayの語源は「Saturnus(サトゥルヌス)」
ローマ神話に登場する農耕・天空の神です。唯一ラテン語の「Saturnus」からそのままつけられた「Saturday」。
まとめ
以上、英語の曜日の名前の由来をご紹介しました!
曜日って、日本語では何となく「惑星の名前」で覚えていますよね。
そして私と同じ30代女性なら、ちょうどセーラームーン世代でしょうか、マーズ、マーキュリー、ジュピターといった惑星の英語名にはなんだか親近感がわきます。笑
でもいざ英語の曜日を見てみると・・・マーキュリーやビーナスはおらず、聞き馴染みのない「オーディン」「フレイア」、なんだか不思議ですね。
何故、ローマ神話と北欧神話が混ざっているのか、正確な理由はまだ明らかにされていないようですが、一説には、英語のルーツとされるゲルマン民族が、ローマ神話から自分たちの神の名前に変えたといわれています。(※北欧神話はゲルマン神話に含まれるとされている)
歴史・民族・言語は、調べればキリがないほど奥が深くて面白い!