必ずしも”Afraid”とは限らない!「恐縮です」を意味する10の英語フレーズ

ビジネスのシチュエーションや目上の人との会話において、「恐縮です」というフレーズは日本語でもよく聞きますよね。

「恐縮」の意味:goo国語辞典より
相手に迷惑をかけたり、相手の厚意を受けたりして申し訳なく思うこと。おそれいること

日本語では、「申し訳ない」「すみません」という意味だけでなく、「ありがたい」「(褒めてもらえて)嬉し恥ずかしい」と言いたいときも、全て「恐縮です」でまかなうことができますが、英語ではそうはいきません。

特に、「恐縮です」の英語表現を辞書やGoogle翻訳で調べると”I am afraid”が出てきますが、必ずしもどの場面でも”I am afraid”が通用するわけではないので注意が必要です。

ということで今回は「恐縮です」を表す英語表現について。状況や意図ごとに分けて10フレーズご紹介したいと思います。

【1】申し訳なさを表す「恐縮です」

まず最初に申し訳なさを表す「恐縮です」の英語表現を見ていきましょう。

I am afraid…

  • afraid【形容詞】恐れて、心配して、怖がって、おじけづいて、気遣って、ためらいがちな

“I am afraid…”で「残念ながら」「恐れ入りますが」「すみませんが〜のようです」といった断りを丁寧に言うときに使います。

I’m afraid I can’t.
「恐縮ですが、できかねます。」
I’m afraid I can’t help you.
「お役に立てず恐縮です。」

I am sorry…

  • sorry【形容詞】すまないと思う、心苦しく思う、面目ない

afraidと同じく申し訳なさを表します。Veryを付け加えて”I’m very sorry but…”とすると丁寧さや謝意を強めることができます。

I am sorry for my late reply.
「返信が遅くなってしまい恐縮です。」
I am very sorry to bother you.
「ご迷惑(ご面倒)をおかけして、大変恐縮です。」

【2】感謝や嬉しさの意を表す「恐縮です」

続いて、褒められたときの返事として使う、ありがたさや嬉しさを表す「恐縮です」の英語表現を見ていきましょう。

Thank you.

「(恐縮です。)ありがとうございます。」

純粋に褒められたときは、日本語のように無理にへりくだる必要はなく、シンプルに「Thank you」で返すのが好印象でしょう。

Thank you so much.  / Thank you very much.と付け加えてもいいですね。

I am grateful.

  • Grateful【形容詞】感謝している、ありがたく思う、恩を感じる、恩を知る、恐縮する

“Thank you”と同じく「感謝している」「ありがたい」という意味を表す”Grateful”。”Thank you”と一緒に組み合わせて使うとより感謝の気持ちが伝わります。

Thank you! I am really grateful.
「本当にありがたいし、恐縮です。」

I am glad.

  • Glad【形容詞】嬉しく思う

お褒めの言葉をもらって嬉しいという気持ちを表すGlad。Happyよりも感謝の気持ちを表す場合に使われることが多いです。

I am so glad a lot of people came to my photo exhibition.
「たくさんの方に写真展にお越し頂けて、とても嬉しい(恐縮)です。」

I am flattered.

  • Flatter【動詞】褒める、お世辞を言う

“Flatter”という動詞の受け身(be flattered)を使って、「(褒められて)光栄です」「(お世辞でも)光栄です」というニュアンスで使います。

こちらはより謙遜の意味が込められています。告白やオファーを丁重に断る時もこの一言があるといいかも。

I am flattered, but I can’t accept your job offer right away.
「光栄です(恐縮です)が、今すぐ仕事のオファーを受けることはできません。」

【3】驚きや謙虚さを表す「恐縮です」

続いて、「ありがたい」よりさらにへりくだった謙虚さを表す「恐縮です」の英語表現です。

It’s so kind of you.

「よくしていただき恐縮です。」

親切にしてもらった時、何かをしてもらった時、言ってもらった時、たくさんのことでお世話になった相手に使えるフレーズです。

Thank you. It’s so kind of you to say that.
「ありがとうございます。そう言っていただけるなんて恐縮です。」

I am overwhelmed.

「困惑するくらい恐縮です。」

  • overwhelmed【形容詞】圧倒された、参った、困惑した

ポジティブにもネガティブにも使える表現で、ありがたすぎて、すごすぎて、びっくりしすぎて圧倒されている時に使える表現です。

思いがけず大きな賞をもらった時や、憧れの人から褒められた時など、思わずパニクってしまうくらい感極まっている時に使ってみましょう。

【4】依頼を表す「恐縮ですが・・・」

最後に、ビジネスやサービスの場面でお客さんや目上の方に「恐縮ですが、〜していただけますか?」「恐れ入りますが、〜していただいてもよろしいでしょうか?」と丁寧に依頼する時に使えるフレーズを見ていきましょう。

Would you mind if ~ ?

「恐れ入りますが〜してもよろしいですか?」

”Would you mind ~”は直訳で「気に障りますか?」、意訳で「~してもいいですか?」になります。

ちなみに返事は「良いですよ(気に障りません)」の場合が『NO』『No problem.』となります。

Would you mind if I use this computer?
「恐れ入りますが、このコンピュータを使ってもよろしいですか?」

Would you be so kind as to ~ ?

「大変恐縮ですが、〜して頂けますでしょうか?」

こちらも非常に丁寧な表現で、直訳すると「〜するくらい親切になって頂けますか?」、意訳で「(恐縮ですが)〜して頂けますでしょうか?」になります。

Would you be so kind as to send me the sample by next Monday?
「大変恐縮ですが、来週の月曜日までに見本を送って頂けますでしょうか?」

まとめ

以上、「恐縮です」を表す10の英語表現をご紹介しました。

日本語では「恐縮です」の一言で済む便利なフレーズですが、英語になると状況によって言い方が全く変わるので、代表的なものをしっかり覚えておきましょう。

ビジネスや接客のシチュエーションで上手く使えると、相手に良い印象を残せますよ。

  1. I am afraid…
  2. I am sorry…
  3. Thank you.
  4. I am grateful.
  5. I am glad.
  6. I am flattered.
  7. It’s so kind of you.
  8. I am overwhelmed.
  9. Would you mind if ~ ?
  10. Would you be so kind as to ~ ?

是非、ワンランク上の丁寧な英語を使う際の参考にしてみてください!