英語留学スポットとしてたちまち人気となったフィリピン。
東南アジアに位置しているフィリピンは、欧米諸国に比べて日本からのアクセスも良く、公用語として英語を使う国として、英語留学先としても注目されるようになりました。
元々は韓国人が最初に欧米への留学前のプレスクール的な存在としてマンツーマンベースの英語学校をつくり、韓国人の間でブームとなりました。近年では日本人経営の語学学校もフィリピンに多く進出し、毎年多くの日本人が留学や観光に訪れています。
そんな留学地として大人気のフィリピンですが、島や地域によって雰囲気がガラッと変わる国でもあります。今回は、フィリピンの中でも、留学におすすめの地域を5つご紹介したいと思います。
【1】セブ (Cebu)
フィリピン留学といえば、代表的な都市がセブ島。フィリピンでマニラに続き2番目に大きな都市です。セブ島の都市部にはショッピングセンターやビルが立ち並び、発展を続けている街です。
マニラに比べて治安は比較的よく、東京・大阪から直行便が出ているのでアクセスも便利。日本人旅行客や留学生がとても多く、長期で働いている日本人もいるので、日本人にとって非常に住みやすく安心できる地域です。
都市部には学校が100校以上点在しており、格安留学からビジネス英語、親子留学まで幅広い分野で留学を体験することができます。
留学初心者には間違いなくセブがおすすめ。英語が一切話せなくても、日本人経営の学校やお店が多いので、安心できるでしょう。
日本からセブへのアクセス
- 東京(成田空港)からセブ・マクタン:直行便 5時間
- 大阪(関西空港)からセブ・マクタン:直行便 5時間
【2】マクタン (Mactan)
上で紹介したセブ島のすぐお隣にある島がマクタン島。日本でセブ島留学と聞くと、リゾート地で海を見ながらのんびり留学なんて思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
実は、私たち日本人がイメージしてる「南国の海辺で留学」が体験できるのは、セブ島ではなくマクタン島。日本からの直行便が出ている空港もマクタン島に位置しています。
海の近くでのんびり自然を感じながら留学を体験したい方は、セブ市内ではなく、マクタン島に位置する語学学校を選びましょう。
その代わりセブ島に比べて、ショッピングセンターや飲食店が少なくて利便性は低いです。本当に自然と海の中で生活したい人ならいいですが、普段都会の生活に慣れている人には不便できついかもしれません。
基本的には観光客が非常に多いエリアです。治安も良い方なので、留学初心者にもおすすめできます。
日本からマクタンへのアクセス
- 東京(成田空港)からセブ・マクタン:直行便 5時間
- 大阪(関西空港)からセブ・マクタン:直行便 5時間
【3】バギオ (Baguio)
首都・マニラから車で約5~6時間ほど北にあるバギオ。フィリピンで唯一の年間を通して気温が20度前後と涼しい高原部の都市です。
新鮮な野菜やフルーツが豊富で、治安もフィリピン国内でもかなり安全な方だと言われています。
マニラやセブほど発展はしていないものの、カフェやレストランなどは充実しており、物価も安いので、地元のフィリピン人の人気旅行先としても有名なのです。
また、バギオはフィリピンスパルタ留学の発祥の地でもあります。丸一日英語漬けで勉強に没頭する環境をつくるスパルタ。本気で英語を話せるようになりたい!そんな強い気持ちを持っている方にもおすすめの地域です。
日本からバギオのアクセス
- 東京(羽田・成田)からマニラ:直行便 4時間半~5時間
- 大阪(関西空港)からマニラ:直行便 4時間~4時間半
- 名古屋(セントレア)からマニラ:直行便 4時間~4時間半
- 福岡(福岡空港)からマニラ:直行便 4時間
⇒マニラから長距離バスで5~6時間
【4】マニラ (Manila)
フィリピンの首都・マニラ。発展途上国と言われるフィリピンですが、マニラの発展具合はすさまじいです。写真でもわかる通り、特に首都圏のマカティと呼ばれる地区は金融の街であり、富裕層の住宅街としても有名です。
首都・マニラは栄えてはいるものの、治安面ではあまり留学に向きません。特に留学初心者はかなり注意が必要です。人も多い分、犯罪が多いのも事実。夜に一人で出歩いたり、金目のものを身につけて歩くのは、他のどの都市よりも危険かもしれません。
マニラ滞在でおすすめなのは、フィリピンでのビジネス展開に興味がある人。東南アジアでの起業や事業拡大を考えているなら、マニラには面白い出会いや情報があふれています。
留学地としてもセブ島に比べて学校は少なく、海外慣れしている人向けには刺激的な都市ですが、初めての留学の場所としてはおすすめできません。
日本からマニラへのアクセス
- 東京(羽田・成田)からマニラ:直行便 4時間半~5時間
- 大阪(関西空港)からマニラ:直行便 4時間~4時間半
- 名古屋(セントレア)からマニラ:直行便 4時間~4時間半
- 福岡(福岡空港)からマニラ:直行便 4時間
【5】クラーク (Clark)
マニラから北西に車で2時間ほどの距離にある都市クラーク。
クラークの特徴は、都市部にはショッピングセンターなどの商業施設が充実している一方で、ちょっと郊外にいけば自然があふれているところ。
また、日本人や韓国人が圧倒的に多いセブ・マクタンエリアに比べて、語学学校の生徒の国籍も国際色豊かです。そして何よりも大きなメリットは、米軍基地がある関係でフィリピン在住のアメリカ人が多く、ネイティブの英語講師がマンツーマンで教えてくれる学校が多いこと。
フィリピン講師もいいけど、せっかくだからネイティブスピーカーの発音や英語も習いたいという方、日本人の輪から外れて思いっきり英語環境に浸りたい方、英語が中級レベル以上の方にもおすすめです。カナダやオーストラリアへのワーホリ前の練習の場としてもいいですよ。
日本からクラークのアクセス
- 東京・大阪・名古屋からクラーク:韓国・ソウル乗り継ぎ 7時間半~20時間
まとめ
以上、フィリピンの中でも、留学におすすめの地域を5つご紹介しました。
◆日本人が多くて安心!留学初心者の方におすすめなのは・・・
⇒セブ -Cebu-
◆海と自然に囲まれてのんびりマイペースで留学したいなら・・・
⇒マクタン -Mactan-
◆涼しい気候の中、スパルタで集中して英語を学びたいなら・・・
⇒バギオ -Baguio-
◆フィリピンでのビジネスチャンス・就職に興味があるなら・・・
⇒首都・マニラ -Manila-
◆国際色豊かな環境でネイティブの講師にも英語を習ってみたいなら・・・
⇒クラーク -Clark-